プラネテス

大人のみんなに読んでほしい、素晴らしい漫画があります。
それが「プラネテス」です。

宇宙にばら撒かれてしまったゴミ、スペースデブリを回収する業者で働く主人公「ハチ」こと星野八郎太と、その周りの人々の生き方を描いた作品です。

私が好きなキャラはなんだかんだでやっぱりハチです。
自分の宇宙船を持つことを目標に苛烈なまでにストイックに進む姿に圧倒され、後輩の「タナベ」の影響で変わっていくところに非常に感じ入るところがあります。

とはいえ魅力的なキャラクターはハチだけに留まらず、亡き妻のことを思うユーリや、汚い社会を嫌悪するフィー、さらには人としての情を切り捨てているかのようなキャラクターであるロックスミスすらも魅力に溢れています。

私が涙を禁じ得なかったシーンは、ユーリが奥さんの形見である方位磁石に書かれていたメッセージを見たところです。
そこに刻まれた、ユーリへの思いに、完全にやられてしまいました。
作品全体を表すテーマは、おそらく「愛」なのですが、単純に語ることはできません。
人の数だけ存在するであろう愛の答えのようなものをひたすら求めているかのような印象を受ける、味わい深い作品です。